ドイツの思い出

千里丘校オフィススタッフのMikiです。

私は過去に5年近くヨーロッパのドイツに住んで働いていました。
きっかけは前職のご縁があったからという理由でしたので、元々ドイツ語を学習していた訳でもドイツ文化への思い入れがあった訳でもなかったのですが、
最低限の英語と、周りの人の助けを借りる事で、都会であるフランクフルトでは何とか最低限の生活を送っていました。
ドイツに住んでみると、素敵な発見がたくさんありましたが、特に好きだったのが季節のイベントやお祭りです。
夏には河原でこれぞお祭りという感じの食べ物の出店や遊園地にある様なアトラクションがたくさん出て、最後には花火で締めくくられる様なイベントがあったり、
秋には収穫を祝うイベントや私の住んでいた地域は葡萄の産地からも近かったのでワインのお祭りがありました。(日本ではミュンヘンのビール祭りオクトーバーフェストが有名ですね。)
普段は少し気難しそうに感じるドイツの人々も、イベントになると陽気に話しかけてくれたりします。
今回は少し早いですが、クリスマスマーケットを紹介します。日本でも模したものが開かれていたりするので、ご存知の方も多いと思います。
クリスマスマーケットはドイツの人にとってはなくてはならないものです。
大きな都市や観光に人気の町のものが有名で、よく旅行会社のツアーなどで取り上げられていますが、
ドイツでは、ほぼどんな小さな町でもクリスマスマーケットを開いています。
大きな町のものはクリスマスマーケット期間の3~4週間くらい毎日行ないますが、小さい町のものは1日や2日のみの開催だったりします。
普段は人出もあまり感じない様な町であっても、クリスマスマーケットにはどこから湧いてきたのかというくらいの人で賑わいます。
それぞれの町によって個性も豊かなので、みんな色々なクリスマスマーケットを訪れます。
私は5回の冬をドイツで過ごし、毎週末複数の町のものに出掛けましたが、まだまだ行きたい所がたくさんありました。
私の住んでいたフランクフルトのクリスマス・マーケット。大きな空港があるフランクフルトは、いつも世界各国からの人々で賑わっていました。ヒュッテと呼ばれる木の小屋に装飾をした店は、広場の木組みの建物によく合います。
マインツのクリスマス・ピラミッド。マーケットごとに色々なデコレーションが見られるのもクリスマス・マーケットの楽しみの1つです。
ヴィースバーデンのクリスマスマーケットにて。下の部分が飲み物を売るお店になっています。
電車とバスを乗り継いでいった郊外にある山の上の小さな古城で行なわれていたクリスマスマーケットは中世をテーマにしたマーケット。主催をされている人々は昔ながらの服を着て、夜の灯りもランタンに入った蝋燭からのもので電気は使いません。子ども達が遊んでいる乗り物も手動でした。たまたま雪の降った日で寒かったので、焚き火から暖を取りました。タイムスリップが味わえるマーケットもあります。
ロマンチック街道の町ローテンブルクでは、吹奏楽団のミニコンサートを見ることができました。
寒い冬に外で飲む暖かいドリンクは格別です。グリューワイン(ホットワイン)やココアなどを楽しみます。町ごとに毎年、クリスマスマーケットのオリジナルカップが出されるので、コレクターもたくさんいるそうです。
食べ物はドイツならでは!外で軽く食べるには最適なソーセージです!
ニュルンベルグは世界最大のクリスマスマーケットが開かれる町。広場には赤いお揃いのテントが何列も並びます。
オーストリアの首都ウィーンのクリスマスマーケット。大きな町では何箇所ものマーケットが出ていたりします。
ドイツのクリスマス・マーケットは伝統や文化を大切にしている様子がよく伝わってくるものばかりでした。
商業的な行楽地も良いですが、毎年同じ場所で何十年も続くイベントには考えさせられるものがありました。
海外旅行や人が集まる場所に出掛け難くなってしまった昨今、また以前と同じ様に行くことが出来る様になることを祈りながら、気分だけでも味わって頂けていたら嬉しいです。
千里丘校 オフィス Miki

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